今回の日本語弁論大会・東京大会で栄えある最優秀賞に輝いた馬媛さんにお話をうかがってみました。
1.今のお気持ちはいかがでしょうか。
回答:とてもうれしくてたまらないです。これは私にとって、とても良い経験でした。
一生忘れないと思います。
2. 今、この喜びを一番に伝えたい人は誰ですか?なぜですか?
回答:一番伝えたい人は母親です。なぜだかというと、母親は私にとって大切な人で、いつも私を支えていますから。家族で一番苦労してる人です。次に伝えたい人は私を励ましてくれた会社の方々です。
3、今回弁論大会に参加することになったきっかけはなんですか?
回答:日本での三年間に人生において有意義な記憶を作りたい。そしてもともとアニメが好きでこんな気持ちをみんなに伝えたいです。
4、参加してみてよかったと思いますか。
回答:はい、よかったと思います。日本語の勉強に役に立ちましたし、そして皆さんに私の燃えるような情熱を伝えました。
5、練習はどのぐらいしましたか?どのようにしましたか?
回答:練習は2、3週間ぐらいかかりました。主に原稿を熟読して、自分で録音して、この録音を繰り返して聞き、ずっと暗記ができて最後感情を入れて何回も練習しました。
6、練習にあたって一番難しいと思ったことはなんですか?
回答:一番難しいと思ったことは原稿を熟練して暗記することでした。私は小さい頃文章を暗記するのは下手でしたから。そして録音を聴きながら暗記する方法を思い出して、その方法のおかげでやっと暗記できました。
7、この大会を出たことが今後の実習に何か役に立つことがあると思いますか?
回答:あと一年ぐらい実習が終わるのでこの大会に出た後には残った実習する時間をもっと大事にします。会社の皆さんと一緒に仕事を頑張ります。なお、日本語の勉強も自信を持って、次のN1の試験に合格を目指して頑張ります。
8、最後に【最優秀賞】の賞金を何に使いたいですか。
回答:応援してくださった皆さんに心より感謝して、お礼をしたいです。あとは両親にプレゼントします。残ったのは貯金します。
<組合担当職員からひとこと>
今回の馬さんの発表のテーマは「アニメの力で夢を実現」でした。馬さんは「アニメに対する愛情を他国の皆さんにも伝えたい」という強い意志と情熱から今回の弁論大会に参加したのです。スピーチの原稿の中にアニメのセリフを使ったり、練習の様子を動画で撮ってもらい、それを何度も見返して発音を直したりと発表本番に向けて大変な努力ををしていました。大会当日の発表前には緊張のあまり涙を流していましたが、発表のテーマに合わせて着て来た大好きなアニメTシャツと手に握りしめたアニメカードに励まされ、力強く堂々と発表することが出来ました。スピーチが終わった後の場内には、この日一番の拍手と歓声が巻き起こった事は言うまでもありません。この日最高の栄誉である最優秀賞を受賞することが出来、馬さんの苦労を見てきた受入企業のご担当者様も感慨ひとしおでした。
(組合担当職員談)
壇上で堂々と発表する馬さん
馬さん(中央)の受賞を喜ぶ受け入れ企業の皆さんと同僚の実習生、当組合理事長(左)