今年も、公益財団法人国際研修協力機構(JITCO)主催の「第22回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール」が開催され、全国の外国人技能実習生から応募のあった2,387編の作品の中から、厳正な審査の結果、28名の入賞者(最優秀賞4名、優秀賞5名、優良賞19名)が決定されました。当組合の実習生のうち2名が優良賞に選ばれ、10月3日に東京で開催されたJITCO交流大会において壇上で表彰されました。
当組合では今回の作文コンクールで優良賞に輝いたキム・ガンさんとチャーさん(施設園芸H株式会社様)にお話しを伺ってみました。
Q 今のお気持ちはいかがですか?
キム・ガン:入賞できて、とても嬉しかったです。
チャー:本当の気持ちで書いた作文が入賞し、嬉しかったです。
Q 今、この喜びを一番に伝えたい人はだれですか?なぜですか?
キム・ガン:一番に知らせたい人は会社の中国人の先輩です。今回の作文コンクールの応募の時にいろいろ相談に乗ってもらいアドバイスをもらいましたから。それと両親にもこの気持ちを伝えたいです。
チャー:ベトナムにいる両親に一番にこの気持ちを伝えたいです。日本に来てから今までもずっと私の事を応援してくれていますから。
Q 今回の作文コンクールに参加することになったきっかけは何ですか?
キム・ガン:ベトナムの日本語学校の先生からこのコンクールの事を聞いていて、入国後は是非参加したいと思って、ずっと日本語の勉強していましたので。
チャー:作文を書くことにあたって日本語の勉強にもなりとてもいいチャンスだと思いましたので参加しました。
Q 作文を書く事にあたって、一番難しいと思ったことは何ですか?
キム・ガン:一番難しいと感じたのは言葉の意味です。言葉の意味を理解して、うまく文章をまとめるのがとても難しかったです。
チャー:私にとって一番難しいのは日本語の文法です。教科書での勉強だけだと、まだ足りないので、会社の日本人の方にわからない文法を教えてもらうこともありました。
Q 参加してみてよかったと思いますか?
キム・ガン:とてもよかったと思います。作文を書く事は日本語の文章能力が高まり、応援してくれた中国人の先輩とも日本語で会話できるようになって仲よくなれたからです。
チャー:私は作文を書く事で会社の日本人の方とコミュニケーションがとれるようになり、すごく良かったと思います。是非、後輩の実習生にもこの作文コンクールに参加する事を薦めたいと思います。
Q 最後に「優良賞」の賞金を何に使いたいですか?
キム・ガン:ベトナムにいる母へプレゼントを買いたいと思います。それと、これから受験する予定の日本語能力試験N2の教科書を買いたいです。
チャー:いつも応援してくれました両親に送金します。それと12月の日本語能力試験の受験手数料に使いたいです。
JITCO交流大会の壇上で表彰された入賞者のみなさんと審査員の方々
優良賞に輝いたキム・ガンさん(左)とチャーさん